外断熱マンション SHELLZE MESSAGE
シェルゼインタビュー
外断熱工法の無暖房介護施設『桜ハウス玉川』見学レポート
シェルゼライフアドバイザー佐藤が、日本初の外断熱工法の無暖房介護施設、『桜ハウス玉川』へ見学に行ってきました。
2007年2月6日火曜日
こちらが外断熱工法の無暖房介護施設『桜ハウス玉川』です。
シェルゼライフアドバイザー佐藤が、長野県茅野市にある、日本初の外断熱・無暖房工法の介護サービス施設『桜ハウス玉川』へ見学に行ってきました。『桜ハウス玉川』は、地域密着型の小規模多機能介護サービス施設として、2006年8月に完成しました。既に入居済みのため本来見学は出来ませんが、今回特別に厳寒期の無暖房住宅を見学する機会を得ましたので、レポートしたいと思います!
日本初!外断熱・無暖房工法の介護施設『桜ハウス玉川』
『桜ハウス玉川』は、在宅介護を支援するために、トータル的なサポートを行う、介護サービス施設です。訪問介護、通所介護、短期入所生活介護サービスを実施・提供しています。
『桜ハウス玉川』のある長野県茅野市は、厳寒期には氷点下の日が続く、寒冷地であります。そんな季節毎の寒暖差から、住まいと住む人を守る外断熱に加え、自然な空調システムとして熱交換型換気装置を導入し、更に高性能な窓ガラスやサッシを組み合わせることで、年間を通して一定の室内温度を維持することが出来る、高齢者にやさしい施設となっています。また、エネルギー消費を可能な限り削減した、地球環境にやさしい介護サービス施設です。
施設内部の様子。こちらは2階の廊下。
北側のトイレ部分。一般的に見ても一番温度が下がる場所ですが、多少温度差を
感じる程度でした。
実証!外断熱+熱交換型換気装置の威力!!
こちらが、熱交換型換気装置です。高齢者の方にとって、部屋毎の温度差というのは体への負担が大きいものです。外断熱工法で建てられた『桜ハウス玉川』では、外気温の影響が少ないので、室内は一年中気温が安定しています。そのため、浴室やトイレでの、ヒートショックを防ぐことが出来ます。
驚いたことに、この冬、外気温度が-10度以下になった時でも、一切の暖房装置を使用されなかったそうです。施設内は過ごしやすい快適な温度に維持されていますので、冬でも半袖で過ごすことが出来るそうで、スタッフの方々は、冬にも関わらず、Tシャツ姿で懸命にお仕事をされていました。
この外断熱・無暖房工法を支えている2本柱が、外断熱と、熱交換型換気装置です。換気システムの導入により、シックハウスの心配も無いので、高齢者の介護施設としては、非常に良い環境の下で、介護を行えると言えます。
熱交換型換気装置とは、屋内の汚れた暖かい空気を排出する際に、熱のみを取り去り、汚れた空気は排出し、冷たい綺麗な空気に取り去った熱を付加して、室内に取り込みます。これにより、熱が逃げるのを最小限にしながら、快適な住環境を作り上げます。
熱交換器からは、このようなダクトが伸びています。
熱交換器は、2時間に1回の換気が確保されています。
熱交換器内部のフィルター。約半年に1回、フィルターの交換を行います。
『桜ハウス玉川』はオール電化仕様のため、空気が非常にクリーンで、介護の面でもプラスに
なっています。こちらは、建物内部に設置されている
大型のエコキュート。
こちらは小部屋に設置されているタイプです。
こちらが大部屋に設置されているタイプです。暖冬とはいえ、今冬で一番冷え込んだ時、外気温は4時~6時の間で-10度だったそうです。その間も、室内温度は21~22度で、ほぼ一定。±0.5度程度の変化で済んだので、快適に過ごすことが出来たそうです。
入居以来、最も室温が下がった時で、17.5度。夏場は平均室温が26~28度。湿度50~60%。数値からも、その快適さが伺えます。
電気代が予想以上に低減!
周辺の同規模の施設と比較すると、『桜ハウス玉川』の電気料金は、約3分の1!浮いた分のコストは、手厚い介護に当てられているそうです。例えば、通常20名に対して要されるスタッフの人員は通常3名程度だそうですが、こちらでは6名で利用者の皆様のご要望に対応されているそうです。
窓も断熱性に優れています!
断熱材を施すことの出来ない窓やサッシ部分も、同様に断熱することが重要です。『桜ハウス玉川』では、3重ガラスの高性能断熱サッシを使用しています。これにより、熱の損失を防ぐことが可能です。
また、結露が発生しにくくなり、それによりカビ・ダニの発生や、ダニの繁殖を防ぐことができるので、アトピーや喘息のリスクを大幅に軽減することが出来ます。2階の居室では3重ガラスで木・アルミ複合断熱サッシを使用していました。そのため、室内はより落ち着いた雰囲気をかもし出していました。
3重ガラスと高性能樹脂サッシ。
居室に採用されている、木・アルミ複合断熱サッシのカットモデル。
健康・快適・省エネ・耐久性に優れた『桜ハウス玉川』
『桜ハウス玉川』は、昼間はデイサービス施設として平均50名、夜間はショートステイ施設として平均16名程の人が滞在しています。施設には、1日平均で200名程の人の出入りがあるそうです。人の入室により、温度・湿度は上昇します。また、大勢の人が集まることによって発生する臭いもあります。これらの問題も、熱交換型換気装置で2時間おきに換気されることにより、建物内部を常に快適な状態に保つことが可能です。
冬の間は外気が非常に冷たく、そのため熱回収率で室内温度を適温に保つことが出来ないことも懸念されます。そのため、エキストラの暖房ヒーターが標準装置としてついています。夏の間は外断熱の蓄熱性により、冷房の高い効果が期待できますが、室内温度を適温に保つために、オプションとして冷却装置を設置することも可能だそうです。『桜ハウス玉川』は、エネルギー消費を削減し、これを長く持続することで、省エネや京都議定書の数値目標の実現に貢献しています。
尚且つ、外気温の変化や酸性雨から構造体を守るので長寿命、建て替えによる廃材やCO₂の減少をもたらす、地球に優しい工法の『桜ハウス玉川』。案内してくださったスタッフの方も、生活して初めてその良さが分かったと仰っていました。
外断熱+無暖房住宅は、健康で快適に、省エネで耐久性に優れた建物なので、ホテルや病院等の使用に最も適していると言えるかもしれません。
『桜ハウス玉川』ホームページはこちら→http://www.takaneh-support.co.jp/sakura_h/index.html
※北欧では無暖房住宅の建築が広まっています。詳しくは「シェルゼレポート 欧州外断熱の旅」に掲載中!そちらも併せてご覧ください。→http://www.shellze-message.com/experience/report/
豊かな自然に恵まれた茅野市。今年は暖冬の影響で、雪は少なかったそうです。
見学後、『桜ハウス玉川』正面玄関前にて。categoryImg
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