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住宅ローンレッスン
第4回 住宅ローンの種類と特徴
住宅ローンを扱っている金融機関は多数にのぼり、それぞれのローンに特徴があります。自分がどのローンを利用すればよいかを考えるためには、その内容の違いを理解する必要があるでしょう。今回は、住宅ローンの種類と特徴についてまとめました。
金利の種類やサービスが豊富な民間ローン
住宅ローンを借りる窓口となるのは、ほとんどの場合、銀行や信用金庫といった民間の金融機関です。それらの金融機関が独自に扱っている住宅ローンのことを、ひと括りにまとめて「民間ローン」と呼んでいます。
民間ローンの内容は金融機関によって多少異なりますが、ほぼ共通しているのは借りる人の審査に重点を置いていることと、金利の種類が豊富なことです。借りる人については年収や勤続年数、手持ち資金などを独自の審査基準でチェックし、30年前後におよぶ住宅ローンを返していけるかどうかを判断します。
金利は借入後も半年ごとなど定期的に見直される「変動金利」のほか、一定期間は金利が固定される「固定期間選択型」を扱うケースが主流です。固定期間選択型はさらに固定期間によって3年固定、5年固定、10年固定などと種類が分かれており、一般的に固定期間が短いほど金利が低くなります。また、民間でも長期固定金利を扱う金融機関もあります。
民間ローンを借りるときには保証料がかかるのが一般的です(一部では不要の金融機関もあります)が、団体信用生命(団信)保険の保険料は借入の際に一括でお支払いすることはありませんが、金利に含まれています。(月々の返済に含まれます。)
金利が変わらない長期固定金利のフラット35
民間金融機関では、自行の住宅ローンのほかにフラット35を扱っているケースも少なくありません。フラット35とは、住宅金融支援機構と民間とが提携して扱っている住宅ローンのこと。その最大の特徴は金利が最長35年の長期固定金利であることです。一度借りれば、将来にわたって金利が上昇する心配はありません(一部金融機関では11年目に金利が上がる2段階金利になっています)。
借りられる人の条件として月収や年収に制限が付きますが、民間のように勤続年数や自営業者の場合の営業年数などは問われません。その代わり、住宅の広さや品質などに一定の基準が設けてあり、基準を満たさなければ融資を受けられません。また融資限度額が購入価格の9割までなので、自己資金を最低1割は用意する必要があります。
フラット35の金利は金融機関により異なり、毎月発表されます。借りるときに事務手数料がかかりますが、保証料がかからないほか、繰り上げ返済手数料が無料という点も特徴です。金融機関毎の融資金利、融資手数料、総支払額のシミュレーションページがございますので、以下を参考にしてください。
⇒融資金利の検索結果:【フラット35】
なおフラット35には、建築構造が強固なものや環境に配慮した建物について、当初5年間の金利が0.3%優遇される「フラット35S」があります。以下のお得な情報を参考にしてください。
財形貯蓄をしているサラリーマン向けの財形住宅融資
住宅ローンのなかでも公的な機関が全国的に扱っているほぼ唯一の制度が財形住宅融資です。これは勤務先で財形貯蓄をしているサラリーマンを対象としたもので、財形貯蓄残高の10倍、最高4000万円まで融資が受けられます。
金利は5年ごとに見直される5年固定です。利用できる住宅の広さや品質などに一定の基準が設けられています。
このように住宅ローンにはいろいろな種類があるので、それぞれの特徴を理解して借りるようにしたいところです。とくに金利の種類によっては借入後の返済負担に大きな差が出ることもあるので、自分のライフスタイルや今後の金利の見通しなども考えるようにしましょう。
また、複数の種類のローンを合わせて借りる方法もあります。例えば民間ローンは金利変動のリスクがある場合が多いのですが、固定金利のフラット35を併用することでリスクを抑えることが可能です。また、フラット35と財形融資を併用すると、価格の10割まで融資を受けられるようになります。
主な住宅ローンの種類と特徴
| 民間ローン | フラット35※ | 財形住宅融資 | |
|---|---|---|---|
| 利用できる人の条件 | ・一定の年齢、年収基準を満たす人 ・勤続年数3年以上など(金融機関により異なる) |
・申し込み時の年齢が70歳未満の人 ・毎月返済額の4倍以上の月収がある人など |
・勤務先で財形貯蓄を1年以上継続し、貯蓄残高が50万円以上ある人 ・勤務先から利子補給などを受けられる人 |
| 利用できる住宅の条件 | 金融機関により異なる | ・購入価格1億円以下で床面積30m2以下 ・一定の技術基準を満たす住宅 |
・床面積が70m2以上280m2以下 ・一定の建築基準を満たす住宅 |
| 融資限度額 | 金融機関により5000万円~1億円程度 | 8000万円(購入価格の9割が限度) | 4000万円(財形貯蓄残高の10倍が限度) |
| 金利 | 変動金利や固定期間選択型などさまざま | 長期固定金利 | 5年固定金利 |
| その他 | 団信保険料が無料のケースが多い | 保証料、繰り上げ返済手数料が無料 | フラット35との併用で価格の10割まで借りられる |
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