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マンション選びのポイント
第2回 駅や会社への近さはどのくらいがちょうどいい?
マンションを買うときには交通利便性も重要なポイントになります。駅からの近さや通勤時間など、どんな点に考慮しながら選べばよいのでしょうか。
やっぱり駅から近いほうがよい?
価格と広さが同じなら、なるべく駅に近いほうがよい、と考える人は少なくないでしょう。特にマンションを選ぶ大きな理由のひとつに利便性を挙げる人が多いので、駅からの近さが重要なポイントになるのは当然です。では、駅から何分ぐらいがちょうどいいのでしょうか。
一般的に、マンション市場では駅から10分が分かれ目と言われます。徒歩10分を超えると価格を低めにしたり、共用施設を充実させて特徴を持たせたほうが売りやすいといった意味です。たしかに徒歩10分以内なら歩くのも苦ではなく、通勤や通学はラクでしょう。駅のまわりにはお店が集まっているのが普通なので、買い物にも便利です。
それに、駅から10分以内だと、何年か住んでから買い換えることになったときに高く売れる傾向があります。買ってから値下がりしにくいマンションを指して「資産価値が高い」などと言うことがありますが、駅から近いと資産価値が高まるといえるのかもしれません。
駅から遠いマンションにもメリットがある
でも、駅に近いマンションにも弱点はあります。第一に価格が高いこと。広さなどの条件が同じなら、駅に近いほど価格が高くなるのが通常です。値下がりしにくいぶん、もともとの価格も高めになるのです。
それにあまり駅に近いと、賑やかな環境になることも考えられます。小さな子どものいる世帯にとっては、落ち着いて育児がしにくいかもしれません。それならばあえて駅から離れたマンションを選んだほうが、周辺に緑が多く、価格が安いので同じ予算で広い住戸が買える可能性も高まるでしょう。
ちなみに駅からの所要時間は「1分=80m」の単純計算で表記されます。信号待ちの時間や坂道の昇り降りなどは考慮されないので、本当にその時間で往復できるかは確認が必要です。女性にとっては駅からの夜の帰り道が暗くないかどうかも心配でしょう。駅から何分かはもちろん大きな選択ポイントですが、実際に選ぶときには現地で駅まで歩いてみることも大切です。
通勤時間は1時間程度が目安
通勤時間もマンション選びの大きなポイントです。なるべく通勤時間は短いに越したことはないと思いますが、便利な場所はマンション価格も高くなるもの。通勤時間とマンション価格とは反比例の関係にあるのが一般的でしょう。広くて手ごろな価格のマンションがほしいと思うと、通勤時間で妥協しなければならないケースも多くなります。
では、通勤時間は何分までなら許容範囲なのでしょうか。バブル期のころの首都圏では「通勤時間1時間半は当たり前」といった雰囲気が強かったのも事実です。なにしろ普通のサラリーマンに手が届く物件といったら、通勤2時間前後のエリアでないと探せなかったほどなのですから。
当時に比べると最近は都心に近い場所で買えるマンションの数が増えました。国土交通白書のデータでも通勤・通学時間の平均は60分ちょっとで、このところ短くなりつつあるようです。やはり今なら通勤1時間程度がひとつの目安になるのではないでしょうか。
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