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マンション選びのポイント

第7回 部屋の広さはどのくらい必要か

マンションの平均専有面積は一昔前よりずいぶん広がりました。以前は3LDKでも60m2台が主流でしたが、今の新築マンションは70m2台が当たり前。80m2を超える住戸も珍しくありません。では、個々の居住スペースはどのくらいの広さが望ましいのでしょうか。

LDの広さは12~13畳はほしい

まずLDですが、70~80㎡の標準的な広さの住戸の場合、ダイニングテーブルとソファを置くことを考えると、12~13畳の広さはほしいところです。ちなみに1畳は壁心面積(※注)で1.62㎡以上の広さを指しています。

LDの形は真四角より長方形のほうが家具を置きやすくなります。広さが20畳以上あればまず問題はありませんが、15畳程度までの広さで真四角だとダイニングテーブルとソファとの距離が近くなりがちです。

(※注)壁心面積とは壁の厚さの中心線で囲まれた面積のこと。壁の表面で囲まれた内法(うちのり)面積と比べると広めの数字になります。

キッチンの幅が2m50cm以上あると作業がラク

キッチンは3~4畳の広さが標準的です。一般的なI型のキッチンの場合、調理台とその背後の食器棚との間隔が80cm以上あれば作業しやすくなります。2人で調理する場合、この間隔が100cm以上ならすれ違いもラクでしょう。

シンク(流し台)とガスコンロ(IHクッキングヒーターの場合も)を含めたキッチンの幅は2m40cm程度が標準的ですが、この長さだとシンクとガスコンロの間の調理スペースが60cm程度となり、作業するには少し狭く感じるかもしれません。料理好きな人なら、キッチンの幅が2m50cm以上で調理スペースを70cm程度確保できると快適でしょう。

浴室サイズは1418がいまどきの主流

最近は浴室のスペースを広くとるケースも目立ちます。以前は1m30cm×1m70cmの「1317(イチサンイチナナ)」サイズが多かったのですが、最近では「1418(イチヨンイチハチ)」サイズが主流です。「1620(イチロクニイゼロ)」サイズなら大柄の人でもゆったりと入浴できるでしょう。ただし、浴室が広いと水道代や冬の暖房代に影響するので、自分の体格も考慮して判断するといいでしょう。

浴槽の形は長方形が一般的ですが、半円形にカーブしたラウンドタイプも増えています。限られた浴室スペースでも浴槽を広めにできて、半身浴がしやすいといったメリットがあります。

トイレの便器前は55cm以上の長さが正解

トイレの広さは最小限のスペースが確保されているケースが多いのですが、便器からドアまでの長さが55cm以上あれば動作がラクになります。最近は背面のタンクがなく、手洗いが便器と離れて設置されているタイプも多く、便器前のスペースが広めになるというメリットがあります。

廊下の幅も確認しておきたいところです。将来、手すりを設置したうえで車イスでも通行できる幅を確保するには、最低85cmの幅が必要になります。この幅は壁の表面から表面までの「内法(うちのり)」寸法なので注意してください。

主寝室はベッドと化粧台が置ける広さが理想的

個室は子ども部屋なら6畳以上、夫婦の主寝室は8畳以上が望ましい広さです。ベッド脇のスペースは40cm以上の幅があればベッドメーキングもしやすいでしょう。さらに化粧台を置く場所が確保できれば、毎朝の洗面室の混雑を緩和できます。

なお、部屋数は3人家族なら3LDKで間に合いますが、4人家族の場合は4LDKが望ましいでしょう。子どもが成長して1人1部屋を与えると、3LDKだとリビングの隣の和室を夫婦の寝室にしなければならなくなるからです。バルコニーに面していない和室を居室として使う場合、エアコンが設置できるかどうかも確認する必要があります。

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